車のエアコンが壊れ、修理に30万円かかる。修理するべきなのか?

車のエアコンが効かなくなり、壊れた。修理するべきなのか?

カーエアコン

 

 かなり昔の話で申し訳ありませんが、私はかつてベンツの190Eという車に乗っていたことがあります。日本車と比べると、走りがカチッとしていて、ドアの閉まり具合も良く、とても気に入っていたのですが、ある時エアコンの効きが悪くなっていることに気が付きました。日本車に比べると、電気関係が弱いとは言われていたものの、まさか私の車のエアコンが壊れてしまうとは、夢にも思いませんでした。私はエアコンが壊れていてもそれ程気にする事はありませんでしたが、未修理で乗る事は家族からの猛反対を受け、エアコン修理の見積もりをしてもらうことになりました。


見積もりは30万円を超えていた

その見積額を見て、私は驚愕しました。何と、総額で30万円を超えていたのです。内容を見ると、エアコンのコンプレッサーがロック気味になっており、中で金属片が配管を回っている可能性があるので、エアコンのシステムを全て交換しなければならない、ということでした。ドイツ車だから高いのですか?と聞いてみましたが、特別そのような事はなく、日本の車でも、コンプレッサーがロックになり、エアコンを全て取り換えるようになれば、同じような価格になると言われました。私は今でもそうですが、ギリギリのお金でこの車を維持しており、修理に30万円をかけることが、どうしてもできませんでした。毎日毎日その事を考えてしまい、夜も眠れない時があったほどです。

誰かに聞いた、とある話

私は当時勤務していた会社 (実はこれは日本の自動車ディーラーなのですが) で、エアコンが壊れてしまったことを毎日のように口にして嘆いていました。今になって思えば、愚痴を聞かせてしまい、悪いことをしたと思っています。そんな中で、とある出入り業者が、こんな話をしてくれました。ヨーロッパのドイツという国は、一年を通して気温が低く、日本と比べると、とても過ごしやすい。車に関して、日本のようにエアコンを年中つけるような習慣はあまりなく、したがって、車のエアコン自体、日本のようにシステムが発展していない。当然、エアコンの故障は多く、この車に関して言えば、エアコンが壊れているからと言って、それ程車の価値が下がるものではない。一度、買取価格を出させてもらえないか?価格に納得できたなら、私に売ってほしい。と言われたのです。私は一瞬迷いましたが、30万円の修理費用を捻出するよりも、いくらかの現金をもらって、新しい車を買えばいいかな、という思いになり、この人に車の価格を出してもらうことにしました。

価格にびっくり

私の頭の中は揺れていました。やっとの思いで手に入れて、ようやく乗ることができたベンツ。だけど、修理費用に30万円もかかってしまう。修理しないでこのまま乗る事は、家族が許してくれない。今、仮に手放すとしたら、いくらになるのだろう。そして、それを元に、もう少し頭金を足せば、新しい車を買うことができるのだろうか?いくらになるのだろう?と。
 数日後、その業者が再び私の元にやってきて、買取価格を告げました。走行距離も少なく、程度もいいので、エアコン修理業者からの修理費用までは行かないまでも、それに近い金額で買い取ってくれるということでした。仮にエアコンが完全な状態でも、前述のようなことから、買取価格はそれ程変わりはないとも教えてくれました。私はこの業者の言う事に納得し、車をすぐに売却することにしました。あの時、慌てて30万円を借金して用意し、修理しなくてよかったなと、心から思ったものです。

考え方は同じ

あなたの車が国産車であれ、エアコンの修理費用が高いという状況は同じです。どうしても乗り続けたいと思っている方は修理すればいいですし、少しでも得をしたい、金銭的に効率よく車を買い替えて行きたいと思っている方なら、一度車の価格を調べてみることをお勧めします。

おすすめの方法

一括査定というシステムを使えば、あなたの車の買取価格を最大限まで引き上げることができます。やり方は簡単。こちらにご紹介するサイトの中に、あなたの車の内容を入力してください。折り返し、あなたの車がいくら位の価値があるのか、直近のオークションの実績を元にした、推定価格を教えてくれます。その後は、一括査定というシステムを使って、あなたの車の価格を、複数業者に査定してもらうという段取りになります。
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注意点

 現在の状況においてこちらの方法を使う際には、一点だけ注意が必要です。一括査定は数社からの査定を受けることになるわけですが、その際に必ず、エアコンが壊れていて、修理業者の見積もりでは30万円程かかると言われている、ということを自己申告して下さい。一括査定のトラブル例では、査定時に事故歴がわからずに高値で買い取りをしたものの、後から事故歴が判明して査定価格を下げられてしまったという事例があります。今はこのような事はないように指導がされていますが、万が一申告なしの状況において先方が高値を付け、その後に重大な不良が判明した場合には、同じような事になってしまう可能性を完全には否定できません。一括査定を受ける際には、修理歴や不具合箇所がある場合には、正直に自己申告する必要があります。後々のトラブルを防止するために、とても重要なことですので、失礼かとは思いましたが喚起させていただきました。

 

一括査定のメリット

 一括査定のメリットは、何度もご説明を差し上げている通り、複数社での査定となりますので、価格が競り状態になり、高値での売却が期待できるということです。また、査定にくる買い取り業者の話などから、あなたの車が、中古車市場でどの位の人気があるのか、などもわかるかもしれません。提示される額は当然ながらエアコンが壊れている現状の価格になりますが、これがもし完全な状態ならどの位なのか?などを聞いてみることで、エアコンの故障が価格に与えるダメージがどの位なのかを知る事もできるかもしれません。 (ご注意)このような余計な話には取り合ってくれないこともあります。買取前提でと言われてしまう事もあるかもしれません。

一括査定のデメリット

 一括査定のデメリットは、複数社に査定を依頼して査定をしてもらう事が大前提のシステムですので、当然ながら、査定を受ける側としては、業者からの問い合わせに対応する必要が出てきます。入力完了時から電話がなりっぱなしという事態も考えられます。また、競合させるという観点からも、高値を提示した上での即買取りを迫られることもあるかもしれません。普段のお仕事が営業などで、人と話すことが苦ではない方にはそうでもないかもしれませんが、電話の応対や人と話すことに苦手意識のある方は、少し大変な思いをするかもしれません。

 

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より高値を期待したいなら、入札制度を

 こちらのシステムを使えば、あなたの車を、最大2,000もの業者が参加する、独自の入札制度にかけることができます。あなたは必要事項を入力し、内容に基づいて表示される、概算予想価格を確認し、こちらの会社と査定の段取りをし、提携スタンド等に車を持ち込みます。そこで、実際に査定をしてもらい、その内容に基づいて、日を改めて、15分間の入札を行います。やり取りが一度で済みますので、今、人気急上昇中の制度となっています。こちらのシステムでも、あなたの車の詳細を入力時に、現段階でのオークションでの取引参考価格を教えてくれます。

 

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こちらの入札制度のメリット

 こちらの入札制度の最大のメリットは、一括査定とは違い、複数の業者とのやり取りがない、ということです。すなわち、一括査定でネックとなっていた複数の業者からの電話対応や、複数回にわたる査定の段取りなどは必要なく、何度も人と会ったり話したり同じことを繰り返し話したりする必要がないので、一括査定に比べると比較的楽に進めることができる、ということです。だからといって価格が低いという訳ではなく、入札に参加している業者は皆、程度の良い車を求めている方ばかりですので、あなたの車の魅力に気が付いたなら、一括査定同様に高値での売却が期待できます。

デメリット

 一括査定の場合は、即決を迫られる可能性もあると言われるほど、取引がスピーディーに行われます。それに比べれば、こちらの方法は若干、時間がかかります。また、一括査定は規約上、査定された金額で売らなければならないという義務は発生しませんが、こちらの入札制度においては、出品側は入札がされたのであれば、車を売却する義務が発生します。

 

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登録初年度より7年以上経過、もしくは7万キロ以上走行している車両や、北海道・沖縄・離島からの出品依頼はお受けすることが出来ません。予めご了承ください。

 地域の制限は仕方ないのかもしれませんが、古い車に関しては、公式サイトに1994年式のランクルプラド20.1(万キロ)が、他社提示60万円に対して250万円で販売できたとの記載がありますので、相場がある車に関しては相談の余地があるのかもしれないと思っています。

 

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最後に一言二言。結構役に立つかも?

車のエアコンの修理の場合は、その修理費用が高額になる事が多くあります。また、どこが悪いのか、いくらかかるのかを見てもらうだけでも、その性質上、診断料がかかる場合が殆どです。一度、買い取ってもらうといくらになるかを確認してから、修理をご検討なさることをお勧めします。と言っておきながらなのですが…

 

 最後の最後に、ちょっとだけ確認させて下さい。もしかすると、お役に立てるかもしれません。(かなり?) 全ての方に当てはまる説明ではないかもしれませんが、かつてはこのような状況があったことは私自身が実際にこの目で確認していますし、今現在も、自動車ディーラーのフロントマンや整備工場の現場は公的な機関から労働時間に関しての指導を受けるなどの事態が実際にあり、それは殆ど改善されることがないという現実が続いています。参考までにお読みになってみて下さい。

 

どちらでお見積りされましたか?

 カーエアコンの修理のお見積りですが、あなたはどちらでお見積りされたでしょうか?自動車ディーラでしょうか?行きつけの自動車修理工場でしょうか。それともオートバックスのような量販店でしょうか?殆どの方がご存じないと思いますが、ディーラーでも修理工場でも、カーエアコンを実際に修理することは殆どない、という事実があります。例えば他の例で、車をぶつけて板金塗装が必要になったとします。殆どの方は自動車ディーラーや行きつけのお店に相談に行くと思いますが、実際の板金塗装の作業は、ディーラーで行われるのではありません。ディーラーは仕事を受けるのみで、実際の作業は下請けの板金塗装専門店にて行われます。

 

 カーエアコンの修理も同じで、ディーラーは相談を受けたり、見積もりをしたりする事はしますが、実際の作業は 「電装屋」 と呼ばれる所で行われます。わかりやすくたとえ話をするなら、あなたが 「修理に30万円かかっちゃいますね〜」 と言われたディーラーのフロントマンは、実際にはカーエアコンのコンプレッサーを修理した事がないのです。あなたが30万円の支払いを決意し、こちらのディーラーにカーエアコンの修理を依頼したとしても、実際の作業はほぼ100%、下請けの 「電装屋」 で行われます。

 

  自動車ディーラーのフロントマンは、自動車ディーラーの中でも最も忙しい人達です。これは昔の話ですが、フロントマンのタイムカードを覗いてみると、朝は6時過ぎに出社し、夜は11時過ぎに退社、などという人もいました。フロントマンはやることが多く、それなのに残業をするなと会社からは言われ、とても大変なのです。

 

 今回の状況においても、本能的に、必然的に、意識の水面下において、できるだけ細かい対応はしたくない、クレームは避けたい、時間をかけたくない、との思いが働きます。それは実際には、言い方はわるいかもしれませんが、守りに入った見積もりの提示、という形になってしまうのです。全ての部品を新品に取り替えてしまえば、一番簡単なのです。全ての可能性を考えた、工賃の一番高い見積もりを提示しておけば、実際にそれ以下になったとしても、お客様から怒られることはないのです。

 

「電装屋」 さんの価格

 私の地域にも 「電装屋」 さんがあります。カーエアコンやナビ、ETC取り付けなどの電装専門ではなく、外車を中心とした電装にも詳しい、トータルなサービスを提供している、中規模の修理工場です。そちらの会社のホームページには、このような価格が記載されています。

 

ベンツ 冷風が出ない
ディーラー価格 249,000円
こちらの会社 105.000円

 

アウディー 風が出ない
ディーラー価格 399,000円
こちらの会社 199,800円

 

 いかがでしょう?どうしてこんな事が起こってしまうのでしょうか?

ディーラーの立場

ディーラーは、自動車販売会社の傘下にあります。さまざまな面において、世界を圧巻している自動車販売会社からの支援を受けています。必然的に、整備工場においては、純正の部品を使うことになります。ご存じの通り、純正の部品は高価です。

 

 市場には、純正品と同品質で価格は安いOEMと呼ばれる部品や、中古部品、更には使えなくなった箇所だけを修理して再度調整して販売している、再調整品、リビルト品、re-build と呼ばれる部品が数々存在していますが、ディーラーはこれらの部品を、ディスカウント目的で 「原則的には」 使うことを許されていないのです。(エンジン、ミッションなどの高額パーツではあるものの、これらにおいてもディーラーの息のかかったメーカーのみが可能) このような事情から、必然的に見積もりが高くなってしまうのです。

 

ディーラー以外の方法もある

 今回発生してしまった、自動車のエアコンの修理の相談は、ディーラー以外でもすることができます。今回の状況だと、自動車の電装屋さんに直接持っていくとか、エアコン修理に力を入れている、町の修理工場などで可能です。探し方としては、昔からのタウンページを使って探す方法や、検索エンジンで探す方法、ディーラーに馴染みの営業さんがいるなら、その人に教えてもらうのもいいかもしれません。また、「地域名 カーエアコン修理」 などで検索してみて、広告などが出てくるのなら、そのお店もいいかもしれません。ちょっと勇気がいるかもしれませんが、リビルト部品を使うことにより、大幅に支払額が削減できるという事もあり得ます。

 

 しかし、これはあくまでも参考までにということであり、全ての方の状況に、この方法が当てはまるという保証はできません。頭の片隅にでもお入れいただければ、この先のトラブルの際にもお役に立てるかもしれません。

 

 

最後の最後にもう一度、オススメのサービスを記載しておきます。
あなたの状況が、一番最適な方法にて、最低限の出費にて改善されることをお祈りしております。

 

 

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