トヨタ車納期が遅い早くならないのか？【裏技的方法で早くなる？】

半導体不足やコロナ禍もあり、新車の納期は全般的に遅くなっていますが、特にトヨタ車の新車納期遅れには、閉口している方も多いのではないでしょうか？

　2023年6月20日更新の、検索エンジンに表示される最新情報では、アクアが5カ月程度、カローラアクシオ、カローラフィルダーが6カ月以上、つい最近発売されたばかりの、アルファード、ベルファイアに関しては、販売店に問い合わせて下さい、という状況 (実質的な新規注文制限状態？) が続いています。

　しかし、あまり知られていませんが、とある方法を使うと、1.5カ月程で新車を手にすることができます。

　乗ることができる車や、契約の形態が変わりますが、トヨタの新車に乗ることができる、という点では変わりありません。

　メリット、デメリットを考え、みなさまの条件にかなうのであれば、とてもお得な方法です。

　どうして納車が早いのかというと、このサービス向けに、メーカーであるトヨタが枠を設定しているからです。

　そのサービスとは、トヨタ車のサブスクリプションサービス、KINTOです。

ディーラーに12年在籍していた著者が、KINTOのシステムの特徴を、できるだけわかりやすく解説します。
1から10まで解説したいのはやまやまなのですが、お客様が引っ掛かりそうな点だけ、かいつまんでご説明します。

まずは、大きなデメリットから。

KINTOはリースのシステムになります。数年後には車を返却せねばなりません。
現状維持が求められており、喫煙やペットの同乗は禁止されています。

任意保険の等級が進んでいる方には、お得感があまり感じられないかもしれません。
今お使いの任意保険は、一旦中断処理、または解約するという形になります。

保険会社に連絡をし、10年間は再度同じ等級で契約ができる「中断証明書」を発行してもらい、リース契約が満了して、次に車を購入する際には、この中断証明書を使って、再度任意保険に入り直すという形になるでしょう。解約してしまうと、等級が戻ってしまいますので注意が必要です。

逆に言うなら、任意保険料に年間10万単位のお金を支払っている若い方や、任意保険料が高いと思っている方にはお得なシステムと言えます。

頭を切り替える必要があります。
KINTOは購入ではなく、リース契約になります。

支払いが終わっても、いくら車が気に入ったとしても、期日が来たら車を返却せねばなりません。

自分の所有物ではないので、改造することも許されていません。

他にも、月あたり1,500kmの走行制限や、中途解約の決まりなどがあります。
これらは公式サイトにてご確認いただけます。

KINTOは、トヨタが提供するリースの仕組みです。
メリットは沢山あります。

常に新車に乗ることができる
商談しなくていい (自宅からオーダーできる)
乗り換えもできる
任意保険まで含む、本物のコミコミ価格
諸費用も消費税も車検代も自動車税も入っている
ディーラーで整備してもらえる　etc…

そして、早い納期

全てのトヨタ車に取り扱いがあるわけではありません。
また、発売直後など、一部の人気車種は納期がかかります。

公式サイトに納期の目安が記載されていますが、これはWEBから申し込みをした場合です。
店頭でKINTOの申し込みをした場合は店舗問い合わせとなりますので、ご注意ください。

KINTOはトヨタが提供するサブスクリプションサービスです。
トヨタはKINTOに、販売店枠とは別の、サブスクリプション提供枠を設けているからなのですね。

若くて、任意保険にかなりのお金がかかってしまう方なら、KINTOはかなりのお得感を感じることができるでしょう。

任意保険の割引が進んでいる方であっても、全ての諸費用、維持費まで込みのサービスは
銀行でお金を借りて新車を買うことに比べるなら、大変お得だと思います。

最後に個人的な意見です。
著者である私は当然のことながら年齢を重ねてしまっており、この先審査が通るかどうかが不安です。
この不安がない方々なら、新しい車の乗り方であるKINTOを、心からお勧めしたいと思います。

ディーラーで正規に車を販売していた立場で発言させていただくなら
KINTOは最新型の新車に、最低限の負担で乗り続けることのできる
これ以上ないシステムだと思います。

また、私のように審査が受かるか心配な方も、一度公式サイトを通して「審査の申し込み」をされてみて下さい。
その結果を知る前に決めつけてしまうのは、とてももったいないことだと思います。

頭金なし、諸費用、消費税、車両代、車検、任意保険、全てが込み
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