中古車 オークション 高く売れるのか
あなたが自分の車を売ろうと思った場合、一円でも高く売りたいと思うのは当たり前です。中古車オークションは使い方によってはあなたの「一円でも高く売りたい」希望を叶えてくれることでしょう。でも、使い方によっては失敗する場合もあります。ここでいう失敗とは中古車オークションや車のネットオークションを使ってみたものの、思ったような価格にならなかった、という結論を言っています。売れるけど売れない、なんて言われても困ってしまうと思いますが、実際のところはこんな感じが正直な結論なのです。少しずつ見ていくことにしましょう。
中古車 オークション 普及しているか?
あなたは下取りも含めて車の売買をする場合、今までどのような形を取って来ましたか?大抵の方は次の車の購入と同時に下取りへ出していたと思います。少し考えてみた方は、ガリバーなどの買取り専門店へ、下取り車を買取り車としてだしてみたかもしれません。いずれにせよ、中古車オークションへ直接出してみたという方は少ないと思います。それはなぜなのでしょうか?私たち一般人が直接中古車オークションで販売する事はできないのでしょうか?
中古車 オークション 会員制
中古車を商売として売買するには厳密にはその人が管轄される警察署が発行する、古物商許可証が必要です。譲渡に属する個人間のやり取りであれば必要ないとは思いますが、オークションで高く売ろうと考えるなら、そのやり取りは個人間の譲渡を超えて、商売の一環である売買となります。あなたが直接オークション会場に行く、あるいはネットオークションに参加する場合は、古物許可証が必要になります。古物許可証はあなたの状況によっては、かなり面倒な手続きが必要になると同時に、警察署は書類受け付けの締日と許可証の発行日を決めており、あなたが許可証の発行を依頼しても、場合によっては一か月以上待つ場合もあるかもしれません。かなり面倒な手続き、というのは、申請書類の一つに身分証明書というものがあり、これは本籍でのみ発行可能な書類です。あなたの本籍が遠いところにある場合、電話をかけたり、郵送をお願いしたりする必要があります。時間がない場合は、とても骨が折れます。警察署は事件事故には土日も年末年始もGWも関係なく対応しますが、古物商許可証の発行や、車庫証明の申請受付、道路使用許可証の発行などの業務は、平日のみの受付、発行になります。そしてこれは私の実感ですが、書類を完璧に揃えて警察署に行っても、一度戻されて書き直しを指示されました。提出に一日、書き直して再提出に一日、できましたから取りに来てくださいと連絡があり、取りに行くのに一日、合計三日、平日の昼間に警察署に行かなければなりません。中古車オークションに自分で出品するのはかなり大変です。
中古車 オークション 出品方法
古物商の許可がおりたとして、中古車オークションの出品方法を見て行きましょう。様々なサイトがありますが、殆どが同じようなプロセスです。会員登録をし、審査を受け、オッケーになったら車の写真を撮影し状態の説明をフォームに従って入力します。そしてセリ、あるいはオークション、あるいはポータルサイトへの掲示となり、一般顧客へあなたの車の写真や状態が公開されます。馴染みの深いヤフオクでも自動車のオークションがあります。
中古車 オークション デメリット
中古車のオークションの評判を調べてみたことがありますか?高く売れた、すぐにお客様がついた、とのよい評判もあると同時に、トラブルになるケースも少なからずあるのが現実です。仮にネットのオークションに業界人ではない方が出品された場合、中古車は出品手続きの後も走行を続ける事になります。当然、自動車は機械ですから、メカニカルな部分に支障をきたす場合もありますし、ガラスに飛び石が当たる場合もあります。走行距離も伸びるでしょう。簡単に考えてみただけでも、これだけのトラブル誘発要因があります。更に代理のお店などに頼んだ場合は、かなりの額の手数料がかかります。出品に対していくら、成約価格に対していくら、あの手数料、この手数料、陸送料の負担分と、成約価格に関わらず、様々な名目の手数料が徴収されます。あなたの車が高く売れても、手数料の支払いで利益が減ってしまう場合も多いのです。中古車 オークションは場合によってはとても高く車が売れる要因を秘めてはいますが、かなりの確率で思ったようなお金が手元に残らないのが正直な現実です。
中古車 オークション このような車ならおススメします
中古車のオークションと言っても、会場によって特徴があります。ネットとリアルの取引でも違いがあります。私の経験上、このような状態の車であればオークションでの販売がおすすめ、という車種がありますので、該当する場合は検討してみて下さい。簡単に言うと、ディーラーの査定が付かない車に数十万円の価格が付く場合があります。絶対ではありません。ディーゼル車のマニュアル車で、箱でも荷台ありでもいいので、とにかくトラック関係の車です。古くてもいいのです。エアコンがなくてもいいのです。距離が走っていても、外装がめちゃくちゃでも構いません。これらの車は国内では査定がありませんが、海外からの需要があります。私たち素人とオークションの間に入る業者さんが○万円で買取りし、オークションで○○万円で売る、そんな世界の車です。車の状態は私たち日本人が見るとめちゃくちゃで価値も見いだせないのですが、外国へ輸出しているバイヤーから見れば、これは光輝く宝なのです。私が高い確率で利益を保証できるかな、と思うのは、この種類の車位です。乗用車の人気車種でも一部プレミアが付くものがありますが、なかなか売るタイミングとプレミアの価値期間が上手くかみ合うことはないと思います。結論として、自動車売買に関して、素人が高く売りたいと思う場合は、直接あるいは間接的にもオークションでの販売を考えるのではなく、デイーラーに下取りに出すか、その価格に満足できないのであれば、ガリバーなどの買取り専門店に相談するのがおススメです。名義変更やその他のトラブルに巻き込まれないためにも、私自身はガリバーをおすすめします。