最近の夏はとても暑いですね。家のエアコンよりも車のエアコンの方が快適だという方も多いのではないでしょうか？　家だと家族に気を遣わねばなりませんし、自分のお気に入りの場所にエアコンがあるとも限りません。節電意識の折から、あまり温度を自由に設定できない型も多いことでしょう。また、ちょっとこれは違った問題でもありますが、どうしても男と女では温度の感じ方や快適に感じる温度に違いが出てしまうもの。男性はエアコンキンキンが好きなのに対し、女性は身体の構造からも冷えを意識して、あまり冷やさないようにしている方もおおいことでしょう。夫婦で上手く調節できている方々は問題ないにせよ、多かれ少なかれ、部屋の温度設定には悩まされている方が多いのではないでしょうか？

　エアコンの仕組みを考えてみましょう。簡単に言えば、空気を外部から取り込み、冷却して、私たちに気持ちいい風として与えてくれる装置です。これは、家のエアコンでも車のエアコンでも基本的には同じことです。構造をかんがえてみましょう。難しくなるといけないので、大きく二つにわけてみます。一つは空気を冷やす装置、もう一つは空気を送る装置です。これならおわかりになりますよね。

　エアコンの効きが悪いということは、この二か所のうちのどちらかに不具合が生じているという状態です。まず、第一番目の空気を冷やす装置を考えてみましょう。

　空気を冷やす装置が壊れている場合、専門的な修理が必要です。ガスをチャージしたり、ガス漏れの配管を修理したり、専門的な部品や技術が必要になりますので、この場合は専門家に任せた方が安心です。

もう一つの原因を考えてみましょう。エアコンは外部から空気を取り込み、それを冷やし、そして私たちに送ってくれる装置です。その中の外部から取り込み、送ってくれるまでのプロセスで、何か不具合が生じている場合があります。

　空気が移動するということは、同時に空気中の埃や塵、ゴミまでもが移動することになります。でも、車のエアコンは壊れないようになっています。パソコンを分解してみたことがありますか？最新のものにはありませんが、大抵のパソコンには冷却装置があります。パソコンが熱を発するので、それを冷やす仕組みが備わっています。冷却装置にはファンがつきものです。そして、ファンがあるところに必ずついてまわるのが、埃です。私は以前パソコンが壊れた際に分解してみたことがありますが、ファンの周囲は埃だらけでした。同じように、家のエアコンも車のエアコンも、働くたびに埃やごみを吸い込んでいます。でも、これらの冷却装置にはパソコンとは違い、とある装置が備わっていて、簡単にメンテナンスをすることができるようになっています。鋭いあなたはもうおわかりになったと思います。そうです。フィルターです。

　ご存じない方も多いかもしれませんが、カーエアコンにもフィルターがあります。場所は、乗用車の場合は大抵コンソールボックスを取り外した中にあります。実は我が家の愛車もエアコンの調子が悪くなり、何気にフィルターを取り替えてみようと考えてみました。見てみたらどうでしょう。フィルターのひだがわからなくなるくらいに、埃が詰まっていました。これではエアコンもかわいそうというものです。カーエアコンの調子が今一つであるなら、このカーエアコンのフィルターをチェックしてみるのが1つの方法です。車検やサービスではなかなか点検してもらえない部分ですので、自分で一度みてみましょう。方法は簡単です。

まず、ダッシュボックスを普通に開けます。そして、向かって左側に付いている、ダンパーのようなものを外します。そして、左と右についているストッパーを順番に押し込んで外すと、簡単に外すことができます。この中にカーエアコンのフィルターがあります。部品はいろいろなグレードがあります。素材も凝ったものがカーショップで販売されています。私は買いに行くのも面倒なので、モノタロウ、Monotaro、という通販サイトを利用しています。自分の車のグレードを見てカートに入れて決済するだけなので、簡単です。部品代は私の車で1052円でした。他の部品もいろいろと買ったので、送料もかからずに済みました。カーディーラーに頼むと、部品代と工賃とで五千円近くになる商品だと思います。また、スタンドなどでもキャンペーンをやっている場合もありますが、1000円ではできないと思います。車のメンテナンス用品の通販では、私はこのMonotaro、モノタロウ、が一番だと思います。かなり専門的な部品まで手に入れることができます。モノタロウ、Monotaro、は、プロ仕様の商品を業務用価格で手に入れることができます。私は個人事業者向けのアカウントを持っていますが、個人でも開設できます。

　我が家の車のカーエアコンの効きが悪い原因は、エアコンのフィルターの詰まりに原因がありました。取り換え作業はほんの数分です。これだけでカーエアコンが冷えるようになる可能性があります。カーエアコンが冷えない原因を探していくと、ガスが漏れていて、ガスを入れなければならなくて、数万円の出費が必要だ、という情報もあります。その判断を下す前に、行きつけの修理工場へ持ち込む前に、是非一度、あなたの車のカーエアコンのフィルターを点検、チェックしてみて下さい。もしかすると千円で息を吹き返すかもしれません。ちなみに我が家の車は11年間、約7万キロ走行する間、エアコンフィルターに関してノーメンテナンスでした。反省することしきりです。